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- ブログ -
問屋の仕事場から

染織よもやま話

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    2018.06.14
    絹織物の鮮度のこと 〜生地の劣化に注意〜
    伝統的工芸品は消費期限のある生鮮食品や陳腐化する電気製品とは違い、生涯にわたって生活に寄り添ってくれるものです。まさに一生ものと言え、使うほどに愛着が増していくのもまた魅力の一つです。
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    2018.06.04
    ニセモノ紬!? 伝統工芸織物の贋物のお話 
    人の手仕事によって作られる伝統工芸織物は大変値の張るものです。一見すると普通の布にしか見えず、素人目にはなかなか区別がつきません。世の中には数えきれない種類の織物が流通していますが、せっかく求めた商品が思っていた品質ではなかったということも多々あります。今回は伝統工芸織物の贋物について考えてみます。  
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    2018.05.21
    夏の普段着に絹を着る贅沢
    全国各地の様々な紬織物、それぞれの夏バージョンが存在しています。夏大島、夏結城、夏牛首、夏塩沢等々、、、
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    2018.04.23
    紬の着物は三代使える!?(後編)長く使うためにできること
    紬は着物の中では比較的丈夫な織物です。しかし絹織物である以上、耐摩耗性に限界があることを前回の項で記しました。今回は紬を三代にわたって引き継ぐためには、どのようにすればよいか考えてみます。
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    2018.03.24
    紬の着物は三代使える!?(前編)耐久性のお話
    紬は丈夫なので親子孫、三代にわたって着ることができるといいます。三代というと、少なくとも半世紀以上にわたって使われるということです。実際におばあさんの着物を仕立て直して着ている方や、100年以上前に作られた生地がワンピースやバックなどにリメイクされて使われています。今回は着物の耐久性について考えてみたいと思います。
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    2018.03.06
    紬とは?(本物の紬を見分ける方法) 後編
    前編では紬織物に使われる紬糸について解説しました。世の中には様々な種類の節を有する糸がありますが、本来紬糸と呼ばれているのは真綿から引き出して作ったものでした。後編では紬と呼ばれている織物について、糸の構成から分類、解説していきます。
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    2018.02.28
    紬とは?(本物の紬を見分ける方法) 前編
    「紬」というと本来は紬糸で織られた織物の総称でしたが、最近ではおしゃれ着全般のことをザックリ一纏めに言う人もいます。世の中には紬と名のつくものがたくさんありますが、節のある糸を一切使わないものもあり消費者の誤解を招いているようです。今回は紬とはなにか、すべてを定義づけするわけではありませんが一度整理してみたいと思います。  
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    2018.02.25
    着物は危険!? アゾ規制の問題
    平成28年4月に施行された家庭用品規制法(有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律)の改正(以下アゾ規制)から約2年が経過しようとしています。アパレル業界は対応に追われましたが、きもの業界でも少なからず動きがありました。
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    2018.02.09
    素材感あふれる からみ織
    からみ織とは捩り(もじり)織とも呼ばれ、緯糸に経糸をねじり絡ませていく織り方です。経糸同士を捩ることで隙間ができ、風が抜けるような涼感を演出することができます。特に自然布の夏帯は素材そのものを生かした柄を作ることができ魅力が増します。
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    2018.01.22
    反物のスリップ(引け)に注意
    紬は大変丈夫な織物ですが、写真の結城紬(単衣仕立て)のように背縫い目を中心に糸が引っ張られ、負荷が長い間かかり続け糸が切れてしまうことがあります。そうならないように居敷当(いしきあて)による補強が必要です。そして長年着用しているわけではない着物の生地が急にスリップして隙間が空いてしまうことがあります。  
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