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- ブログ -
問屋の仕事場から

染織よもやま話

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    2018.01.06
    平織で立体感を表現するクズシ(網代)織り
    本場久米島紬の別注品が織りあがりました。クズシ織の最高の風合いを持つ素晴らしい逸品、幅が広く男物に使うことができます。今回はクズシ織の技法をふまえて商品説明をしていきます。
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    2017.11.13
    織技法と原材料がわかる伝統的工芸品(織物)一覧 
    平成29年現在で伝統的工芸品の織物分野には現在37品目が指定されています。指定された織物は伝統マークの証紙を張り付けることができます。それらは伝統的技法で作られたことを証明するお墨付きともいえ、消費者にとっても見ず知らずの販売員の口上より、安心できる判断材料となっています。  
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    2017.10.25
    本当の風合いを取り戻す反物の地入れ(湯通し)
    一般的に織物を織る際には糸に糊をつけます。そうすることで毛羽立ちが抑えられ、糸の滑りがよくなるからです。他には糸の伸縮を抑え、経糸の強度を増す効果もあります。糊付けすることで糸が格段に扱いやすくなります。そのようにして織りあがった織物は硬さ、張りがあります。そこで一旦お湯にくぐらせて酵素で糊を取り除く作業を行うと、本来の風合いを取戻すことができるのです。この作業を地入れ(湯通し)といいます。
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    2017.10.18
    手仕事の織物が魅力的な理由を考える
    日本のような工業先進国において織物が人の手仕事によって作られ、確たるマーケットを築いているという事実はとても驚くべきことです。近代になって繊維製品は真っ先に工業化、省力化が図られました。和から洋へ生活環境が変化する荒波の中、伝統的工芸織物は残り続けてきました。
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    2017.06.30
    プロでも難しい目視による反物の検反 
    産地から納品された反物は不具合がないか、念入りに検反を行います。 どういったものが検反でNGとなるか、今回はその一端を紹介します。
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    2017.06.29
    織物の伝統マークの有無について
    先日、販売店様に商品をいくつか紹介した際に、ある質問をされました。 それは同じブランドの織物でも伝統マーク証紙が貼ってあるものと、貼っていないものがあるけども、これはどういう違いなのか、ということでした。 その際には後述する③の理由をご説明して納得いただきましたが、今回は伝統マークの有無をテーマにしたいと思います。
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    2017.06.29
    天然染料の魅力を考えてみる(後編)
    前編では天然染料の機能的なメリットを紹介しました。後編では機能だけでは推し量ることのできないメリットを紹介します。
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    2017.06.29
    天然染料の魅力を考えてみる(前編)
    紬は織る前に糸を染料に漬けて染めることから、先染めの織物です。 その染料は本来、地元で採れる草木、泥、昆虫、様々な天然素材から色素を得ていました。 しかし安価で安定した化学染料が登場してから天然染料、草木染はほとんど使われることがなくなってしまいました。 今回は化学染料と比較しながら天然染料のメリットを考えてみたいと思います。
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