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- ブログ -
問屋の仕事場から

商品、産地のこと

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    2018.07.04
    どれが重要無形文化財? 本場結城紬の種類
    手でつむいだ無撚糸を使い織られる本場結城紬ですが、作り方によって様々な種類があります。この結城紬は重要無間文化財やらユネスコ無形文化遺産といった誇らしい謳い文句が並ぶことがありますが、内容を熟知していないと惑わされてしまうことになります。
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    2018.06.27
    英雄の名前を冠した大島紬の西郷柄
    NHK大河ドラマ「西郷どん」、鈴木亮平さんが演じる西郷隆盛と二階堂ふみさんが演じる愛加那の奄美大島でのひと時、出会いと別れ、そして再会を果たした二人のドラマに感動を覚えた人も多いのではないでしょうか。大島紬の柄にはそんな西郷隆盛の名前を冠した「西郷柄」が存在します。  
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    2018.06.20
    鶴の恩返し!? 羽毛を織り込んだ紬
    昔話の代名詞といってよいほど有名な「鶴の恩返し」 鶴は自分の羽を織り込むことで大変美しい布を織っていました。さすがに鶴が機織りをするわけにはいきませんが、水鳥の羽毛(ダウン)を織り込こんだ織物が伝わっています。
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    2018.06.11
    キラッと輝やく天蚕糸を使った織物
    天蚕糸を使った織物といえば繊維のダイアモンドと呼ばれるほどの高級品で知られています。髙い知名度を誇りますが、実際に100%天蚕糸を使用した商品を見ることはまずありません。高価すぎることが大きな理由ですが、その特性を利用して一部を織り込んだ織物が作られています。
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    2018.06.07
    下井紬の花織着尺
    下井伸彦氏が織りなす下井紬、都会に映えるモダンテイストなデザインで注目を集めています。そんな下井紬に花織を取り入れた商品が織り上がってきたので紹介します。
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    2018.05.30
    紬(野良着)ではない黄八丈 ~商品紹介編~
    最高級の絹織物である本場黄八丈、もとは将軍家の御用布であったことから他の産地紬とは成り立ちから異なるものです。そして一口に黄八丈といっても黄色以外の鳶八丈、黒八丈があります。今回は実際に商品を見ながら一つ一つ解説していきます。
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    2018.05.28
    紬(野良着)ではない黄八丈 ~風土、歴史編~
    本場黄八丈(以下黄八丈)は数ある伝統工芸織物の中でもトップクラスの価格帯に位置しています。強く打ち込まれた緯糸の確かな質感、生糸由来の煌びやかな光沢から他の産地紬と一線を画す織物といってよいでしょう。今回はそんな高級織物、黄八丈について取り上げます。
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    2018.05.25
    反物のハギレを使った加工品
    通常着尺の反物の長さは3丈3尺(約12.5m)前後あり、着物を仕立てた後にはよほど長身の人でない限り生地が余ります。この半端な布切れをハギレ(端切れ)といいますが、そのまま捨ててしまうのは大変もったいないことです。今回はハギレを使った素敵なアイテムに焦点を当ててみます。
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    2018.05.15
    絹糸を使う白たか上布
    上布といえば麻を材料にした上等な布という意味で、越後上布をはじめとして様々な織物が日本各地で作られてきました。無条件に麻を使った織物かというと例外もあります。今回は素材に絹を使った白たか上布の紹介です。
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    2018.05.10
    大島紬の生産内訳から見えてくるもの
    本場奄美大島紬協同組合から2017年(平成29年度)の大島紬の生産数が発表されました。その内訳も発表されており、内容を分析することで現在のトレンドを知ることができます。また鹿児島産地(本場大島紬織物協同組合)からも生産数が発表されており、両者の比較からは産地の方向性が見えてきます。
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