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- ブログ -
問屋の仕事場から

商品、産地のこと

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    2018.09.01
    まがい物だらけの結城紬 〜本場結城紬を見抜く方法〜
    ニセモノ紬の項を読まれた一般消費者の方から問い合わせをいただきました。中古市場を中心として想像以上にまがい物が出回っていて、いまだに誤解を招いているようです。証紙をきちんと確認すればそれで済むことですが、今回はそんな結城紬のまがい物について項を設けてみました。
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    2018.08.25
    結城紬の紅型染帯
    最高級の紬織物である結城紬は自他ともに認める紬の王様です。真綿から直接ズリ出した無撚糸で織られたその生地はフワッと軽く最高の風合いの着物になりますが、着尺だけでなく帯も作られています。
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    2018.08.13
    久米島紬の白生地
    久米島紬といえば琉球独自の絣柄を使った茶褐色の着尺を思い浮かべます。廣田紬では古くから久米島紬の良さに注目しオリジナル商品を展開していますが、今回は久米島紬の白生地が入荷してきました。
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    2018.08.05
    古銭の穴を通る!? 極薄の宮古上布
    宮古上布は越後上布と並ぶ夏の最高級織物として知られています。最高級である理由はともに「手績み」の苧麻で織られているからで、糸づくりが工数の大半を占めています。両者は元になる素材は同じですがそれぞれの特徴が違いとなって現れています。今回は宮古上布の特徴である極薄の質感に注目してみたいと思います。
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    2018.07.04
    どれが重要無形文化財? 本場結城紬の種類
    手でつむいだ無撚糸を使い織られる本場結城紬ですが、作り方によって様々な種類があります。この結城紬は重要無間文化財やらユネスコ無形文化遺産といった誇らしい謳い文句が並ぶことがありますが、内容を熟知していないと惑わされてしまうことになります。
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    2018.06.27
    英雄の名前を冠した大島紬の西郷柄
    NHK大河ドラマ「西郷どん」、鈴木亮平さんが演じる西郷隆盛と二階堂ふみさんが演じる愛加那の奄美大島でのひと時、出会いと別れ、そして再会を果たした二人のドラマに感動を覚えた人も多いのではないでしょうか。大島紬の柄にはそんな西郷隆盛の名前を冠した「西郷柄」が存在します。  
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    2018.06.20
    鶴の恩返し!? 羽毛を織り込んだ紬
    昔話の代名詞といってよいほど有名な「鶴の恩返し」 鶴は自分の羽を織り込むことで大変美しい布を織っていました。さすがに鶴が機織りをするわけにはいきませんが、水鳥の羽毛(ダウン)を織り込こんだ織物が伝わっています。
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    2018.06.11
    キラッと輝やく天蚕糸を使った織物
    天蚕糸を使った織物といえば繊維のダイアモンドと呼ばれるほどの高級品で知られています。髙い知名度を誇りますが、実際に100%天蚕糸を使用した商品を見ることはまずありません。高価すぎることが大きな理由ですが、その特性を利用して一部を織り込んだ織物が作られています。
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    2018.06.07
    下井紬の花織着尺
    下井伸彦氏が織りなす下井紬、都会に映えるモダンテイストなデザインで注目を集めています。そんな下井紬に花織を取り入れた商品が織り上がってきたので紹介します。
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    2018.05.30
    紬(野良着)ではない黄八丈 ~商品紹介編~
    最高級の絹織物である本場黄八丈、もとは将軍家の御用布であったことから他の産地紬とは成り立ちから異なるものです。そして一口に黄八丈といっても黄色以外の鳶八丈、黒八丈があります。今回は実際に商品を見ながら一つ一つ解説していきます。
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