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- ブログ -
問屋の仕事場から

商品、産地のこと

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    2017.09.21
    大島紬の柄 繰り返しパターン考察(中級編)
    前編では大島紬の繰り返しパターンがどのように繰り返されているか解説しました。柄がワンパターンの繰り返しだと面白みに欠けますが、パターンの間隔を長くとると、絣づくりが大変になりコストUPにつながります。そこで柄の配列をうまく組み合わせることで複雑な柄に見せる工夫が行われています。中級編ではそのパターンを紐解いていきます。
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    2017.09.21
    大島紬の柄 繰り返しパターン考察(初級編)
    多彩な柄が魅力的な大島紬、古典模様だけではなく様々なデザインが試されています。これだけ精緻な柄をうまく作れるのは「締機」という大島紬独自の絣作りの手法にあります。一度に大量に絣作りをすることから量産効果が発揮できる一方、柄がワンパターンの繰り返しになってしまいます。今回はこの繰り返し柄について考えてみます。
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    2017.09.20
    生地は劣化する 適度な運動と湯通しのススメ 
    湯通しの依頼で廣田紬に20年以上前に製造された結城紬が持ち込まれました。私用物としてこれから仕立てるとのことですが、製造から時間がたっているため、生地の劣化が懸念されました。
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    2017.09.15
    本当に価値のある大島紬とは~高マルキ至上主義、高精細化の功罪~
    マルキで絣の精緻さを表す大島紬、世の中には9マルキのさらに上に12マルキ、15マルキといった商品が存在します。絣がさらに精緻になり、細かい柄もより美しく表現することが可能になりました。
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    2017.09.14
    本当に価値のある大島紬とは~マルキの定義~
    大島紬の絣の細かさを表すマルキという単位、聞きなれない言葉ですが、マルキとは何ぞや、「マルキの見方」を解説していきます。
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    2017.09.12
    大島紬の組織 ~7マルキと9マルキの違い~
    大島紬の絣の細かさを表す「マルキ」という単位、初めて聞く人にとっては専門的な解説を受けてもなかなか理解できないと思います。今回は一般的に多く流通しており見比べる機会が多いカタスの7マルキと9マルキの違いについて視覚的に確認、解説してゆきます。
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    2017.09.12
    大島紬の組織 ~一元式とカタス式~
    大島紬の最大の魅力は精緻な絣によるバリエーション豊かで美しい柄です。絣糸と絣糸の交差点が絣となって現れるわけですが、その交差点の作り方によって一元式とカタス式に分かれます。今回はその組織、特徴を解説します。
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    2017.09.11
    見事な発想で織られた板締め蚊絣着尺
    各産地では多様な絣づけ方法がありますが、山形県白鷹町では板締めという手法で絣を作られています。ぶっかけ染とも呼ばれる独自の染工程は県の白鷹紬紹介のページにて動画で分かりやすく紹介されています。今回はその板締め絣を使った不思議な蚊絣着尺の紹介です。
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    2017.09.07
    霞模様の絣入り下井紬
    様々な綾織が可能な下井紬、丸まなこを地紋に織り込んだ着尺は上品さを醸し出し、優美なおしゃれ着として様々なシーンで活躍してくれます。これまで絣糸を使ったデザインは稀でしたが、絣糸を織り込むことで霞模様を演出した大胆な商品が織りあがりました。
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    2017.09.06
    ただものではない紬の座布団
    おしゃれ着物として使われる紬ですが、その卓越した風合いを生地として活かさぬ手はありません。座布団地にする試みは昔から行われている典型的な活用法でしょう。廣田紬で使われているのは紬問屋ならではのこだわりの座布団です。今回は紬生地をつかった活用事例として座布団にスポットを当ててみます。
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