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- ブログ -
問屋の仕事場から

商品、産地のこと

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    2017.12.09
    アイスコットンを使用した綿麻襦袢
    スイス、スポエリー社の特殊紡績技術により生み出されるアイスコットン、100%天然素材の接触冷感素材として注目されています。近江ちぢみとのコラボ商品が好評ですが、直接肌に触れる襦袢こそ、その接触冷感の効果が最大限に発揮されます。
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    2017.12.04
    残糸で織られたユニーク柄の大島紬
    大島紬の精緻な絣糸は「締め機」と呼ばれる専用の機で一度織られ抜染されて作られます。一度に作る(締める)量が増えればそれだけコストダウンにつながりますので、複数ロット分がまとめて作られます。製品歩留りを考慮して少しは多めに絣糸が作られますが、製品を作るのにちょうどの量となることはありません。製品一反を作るのに満たない絣糸が残ってしまい、これらを残糸といいます。
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    2017.12.02
    ぜいたく紬地の型染め更紗帯
    遠くインドで発祥した更紗、草花や鳥獣、幾何学文様をモチーフにした染帯は見る人を楽しませてくれます。エキゾチックでありながら、和装に違和感なく溶け込むのは和更紗と呼ばれる日本独自の発展を遂げたからです。
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    2017.11.29
    久米島紬 ユイ(結)の精神が生きる幸せの織物 
    日本の紬の原点ともいえる久米島紬、国の重要無形文化財にも指定されている織物です。紬のお手本ともいえる素晴らしい風合い、島に自生する植物、大地の泥を使った染めは紬ファンの心を捉えて離しません。今回、久米島を訪れましたので久米島紬事業協同組合(以下組合)、併設されているユイマール館の紹介を踏まえつつ、久米島紬をとりまく現状について考えたいと思います。  
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    2017.11.21
    伊達男のための男物白大島
    大島紬で男物の定番といえば100亀甲の絣柄で、それも藍や泥茶など濃いめの色使いが主流となっています。男性向けの着物というと濃い色であるとの固定概念があるかと思います。しかし洋服に明るい色があるのと同じで、着物も濃い色一辺倒ということはありません。今回は粋な男性のための白大島の紹介です。
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    2017.11.20
    手おりの里 金剛苑 苑内紹介編
    手おりの里・金剛苑は秦荘紬や近江上布を制作する工房に加え、美しい庭園に囲まれた織物資料館や生活資料館が併設されています。来訪者は伝統工芸士の指導のもとに機織りや藍染の体験ができ、文化財的価値のあるたくさんの資料を通じて織物の歴史にふれることができます。
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    2017.11.20
    手おりの里 金剛苑 秋の感謝祭探訪
    手おりの里金剛苑は滋賀県愛荘町にある近江上布・秦荘紬を製作している工房です。工房は四季折々の草木に囲まれた贅沢な環境の中にあり、来訪者は藍染めや機織り体験をすることができます。今回は織元が主催する秋の感謝祭(11月17日~26日まで)に訪れましたので、その内容も踏まえつつ苑の紹介をします。
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    2017.11.16
    トップクラスの生産量を誇る琉球絣
    沖縄には様々な織物がありますが、その最大の生産地が南風原町で作られる琉球絣です。その生産数は3000反以上(帯含む)になり、伝統的工芸品に指定されている織物の中ではトップクラスの量です。流通量が多いということはそれだけ消費者に支持されているということで、今回はその琉球絣の魅力を紐解いていきます。
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    2017.11.10
    紬地をつかった表装、インテリア
    紬の座布団の項では着尺や帯だけではない紬地の応用を紹介しました。今回は表装やインテリアへの展開の可能性について模索してみます。
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    2017.11.06
    パリッとした生々紬の型絵染帯 
    シンプルな柄行が多い紬には紅型などの型絵染の帯がよく合います。廣田紬では琉球紅型の他にもオリジナルの染帯を制作しています。今回紹介するのは紬を完全に精練しない生の紬地に、京染職人が丹精込めて染め上げたおしゃれ八寸帯の紹介です。
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