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- ブログ -
問屋の仕事場から

本場大島紬

  • ダミー
    2017.12.04
    残糸で織られたユニーク柄の大島紬
    大島紬の精緻な絣糸は「締め機」と呼ばれる専用の機で一度織られ抜染されて作られます。一度に作る(締める)量が増えればそれだけコストダウンにつながりますので、複数ロット分がまとめて作られます。製品歩留りを考慮して少しは多めに絣糸が作られますが、製品を作るのにちょうどの量となることはありません。製品一反を作るのに満たない絣糸が残ってしまい、これらを残糸といいます。
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  • ダミー
    2017.11.21
    伊達男のための男物白大島
    大島紬で男物の定番といえば100亀甲の絣柄で、それも藍や泥茶など濃いめの色使いが主流となっています。男性向けの着物というと濃い色であるとの固定概念があるかと思います。しかし洋服に明るい色があるのと同じで、着物も濃い色一辺倒ということはありません。今回は粋な男性のための白大島の紹介です。
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  • ダミー
    2017.10.03
    絵羽模様の本場大島紬  
    大島紬は柄自体はとても精緻なものですがワンパターンの繰り返しが続き、小紋のような柄になります。訪問着のように前後身頃と袖の柄を組み合せて大柄の模様を作り出すことはできませんでした。
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  • ダミー
    2017.09.25
    大島紬の試織 生糸以外で織ってみる
    大島紬は紬と名のりながら紬糸を使わず、甘撚りの生糸を使います。生糸由来のつるっとした手触り、光沢は他の紬にはない特徴で、さらに染、織に工夫を凝らした多彩なバリエーション展開で今の不動のポジションを確立しました。しかしそれらはすべて生糸を使ったものです。廣田紬では糸の種類を変えることで大島紬の新しい可能性を模索しています。
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  • ダミー
    2017.09.22
    大島紬の柄 繰り返しパターン考察(上級編)
    2回にわたって大島紬の柄が一つのデザインの繰り返しであり、そのパターンが巧妙に配置されていることを説明しました。上級編では最後に残った商品の解説、あっと驚く廣田紬独自のアイデアを公開します。
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  • ダミー
    2017.09.21
    大島紬の柄 繰り返しパターン考察(中級編)
    前編では大島紬の繰り返しパターンがどのように繰り返されているか解説しました。柄がワンパターンの繰り返しだと面白みに欠けますが、パターンの間隔を長くとると、絣づくりが大変になりコストUPにつながります。そこで柄の配列をうまく組み合わせることで複雑な柄に見せる工夫が行われています。中級編ではそのパターンを紐解いていきます。
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  • ダミー
    2017.09.21
    大島紬の柄 繰り返しパターン考察(初級編)
    多彩な柄が魅力的な大島紬、古典模様だけではなく様々なデザインが試されています。これだけ精緻な柄をうまく作れるのは「締機」という大島紬独自の絣作りの手法にあります。一度に大量に絣作りをすることから量産効果が発揮できる一方、柄がワンパターンの繰り返しになってしまいます。今回はこの繰り返し柄について考えてみます。
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  • ダミー
    2017.09.15
    本当に価値のある大島紬とは~高マルキ至上主義、高精細化の功罪~
    マルキで絣の精緻さを表す大島紬、世の中には9マルキのさらに上に12マルキ、15マルキといった商品が存在します。絣がさらに精緻になり、細かい柄もより美しく表現することが可能になりました。
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  • ダミー
    2017.09.14
    本当に価値のある大島紬とは~マルキの定義~
    大島紬の絣の細かさを表すマルキという単位、聞きなれない言葉ですが、マルキとは何ぞや、「マルキの見方」を解説していきます。
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  • ダミー
    2017.09.12
    大島紬の組織 ~7マルキと9マルキの違い~
    大島紬の絣の細かさを表す「マルキ」という単位、初めて聞く人にとっては専門的な解説を受けてもなかなか理解できないと思います。今回は一般的に多く流通しており見比べる機会が多いカタスの7マルキと9マルキの違いについて視覚的に確認、解説してゆきます。
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