- ブログ -
問屋の仕事場から

ここでは廣田紬のホームページ内では紹介しきれない商品詳細や技術、産地のお話、
問屋ならではの情報をブログ形式で掲載させていただきます。
この場を通じて少しでも伝統工芸織物の素晴らしさを伝えることができれば幸いです。
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- 2017.10.20
- 紬に最適な琉球びんがた
- 琉球紅型はその鮮烈な色使いで見る人の視線を釘付にします。独特の柄の中に鮮やかな色を落とし込んでいくわけですが、色自体は派手ながらもその組み合わせの妙で全体が上品に見えます。そしてその立体感は単なる型絵染とは違う躍動感があります。
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- 2017.10.19
- 11月1日(水)、2日(木) 月初展示会のお知らせ
- 11月1日(水)、2日(木)当社展示会場にて月初の定例展示会を行っております。 案内状の送付のない方でも気軽にお越しくださいませ。 写真は昨年の展示会の1カットです
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- 2017.10.18
- 手仕事の織物が魅力的な理由を考える
- 日本のような工業先進国において織物が人の手仕事によって作られ、確たるマーケットを築いているという事実はとても驚くべきことです。近代になって繊維製品は真っ先に工業化、省力化が図られました。和から洋へ生活環境が変化する荒波の中、伝統的工芸織物は残り続けてきました。
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- 2017.10.05
- TPOを考え、マナーを知ったうえでの紬着用のススメ
- 紬はいくら高級品であっても普段着の域を出ることはないとされています。「式」がつく行事はもちろん、改まった場にはふさわしくないとの考えが一般的です。しかし着物を着ること自体がハレと認識される昨今、若年層を中心にその概念が崩れつつあります。今回は紬をはじめとするお洒落着物のTPOついて考えてみます。
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- 2017.10.03
- 絵羽模様の本場大島紬
- 大島紬は柄自体はとても精緻なものですがワンパターンの繰り返しが続き、小紋のような柄になります。訪問着のように前後身頃と袖の柄を組み合せて大柄の模様を作り出すことはできませんでした。
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- 2017.09.27
- サラリとした風合いの結城縮
- 無撚糸の手紬糸を使うことでふわっとした真綿をそのまま纏うかのような本場結城紬、軽くて暖かい最高の風合いは紬の王様として人々の憧れになっています。結城紬の中でも緯糸に強撚糸を使用したものを結城縮といいます。縮結城、結城紬縮織などともいわれ、紬好きの方なら一度は耳にしたことがあると思います。今回はその結城縮についての解説です。
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- 2017.09.26
- カジュアルレンタル着物の意義
- 昔はどの家庭でも一式そろえてあった着物ですが、今やレンタルというのが一般的になりました。近年は街歩き用のカジュアル街歩き用のカジュアル、お洒落着物が目立ちます。観光客向けに広く展開されていて、普段町で着物を見る機会というとこちらが多い印象すら受けます。ちょっとしたブーム言ってもよいでしょう。今回はこのカジュアルレンタル着物の意義について考えたいと思います。
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