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問屋の仕事場から

2024.04.04
多彩な技法が魅力の首里織半幅帯

沖縄の半幅帯といえば綿のミンサー、生産量が多く有名な八重山ミンサーをはじめ、読谷、知花、首里それぞれ組合から商品がリリースされています。その中でも首里織の半幅帯は技法やデザインセンスに凝っていて、楽しませてくれるデザインが多いです。

ミンサーの帯はたくさん作られることもあり、安価な路線でどうしても価格競争になりがちです。綿糸は太いので打ち込み回数が少なく済みますし、シンプルな経絣だと特に何も考えずにどんどん織進めることが可能です。場合によっては化学繊維で作られる商品もあり、それらは気軽にお土産物売り場でも求めることが可能です。

しかし作り手としてはミンサーというだけで大衆的なものだと決めつけられると困ります。一口にミンサーといっても中には手が込んだ少量生産品、工芸的趣向を凝らした物もあるわけです。

凝ったデザインの首里織の半幅帯(ヤシラミ花織)

首里織の半幅帯もその一つで、各々の作り手が様々な技法で半幅帯を作成しています。首里織の那覇伝統織物事業協同組合のメンバーはそれぞれが作家として活動していますので、作り手によって個性がでます。

経浮きの道屯織が多いものの、なかには花織といった一手間かかった商品もあります。直近で入荷したものをざっと紹介していきましょう。

いかがでしょうか、個性あふれる様々なテイストの商品群です。

作り手の想い想いのデザインが個を主張する首里織の半幅帯、選ぶのが悩ましいくらいです。決まり切ったデザインにとらわれることなくバリエーション豊かな首里の半幅帯、織りあがってくるのが楽しみです。

 

 

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