これまでパステルカラーの展開だったアイスコットン襦袢に待望の…
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問屋の仕事場から
- 2020.05.15
- アイスコットン Q&A
夏用マスク生地として注目を集めているアイスコットンの襦袢生地、普段ふれる機会のない和装製品をマスク生地に使うにあたり、様々なお問い合わせを頂いております。よくあるお問い合わせをQ&Aでまとめてみました。
生地について
Q:生地幅は何センチありますか。
A:約40センチとなります。洋服生地のようなシングルサイズではなく、和装の小幅の規格となります。個人でマスク制作される分にはちょうど取り回しの良いサイズです。業者様の方で大ロット生産が必要な場合は130センチ幅で製織することも可能です。
Q:水通しの必要はありますか。
A:ありません。一般的なガーゼタイプ(いわゆるアベノマスクタイプ)と違い、ほとんど縮みませんのでマスクとして使う分には不要です。お届けした状態でそのままお使いいただくことが可能です。
着物生地の場合はちぢみ加工がされており、洗うと少し縮みますが、生地を伸ばすことで元どおりになります。縮んだ状態で使いたい(肌の接触面積が減る)方は一度水通しをして縮ませてから加工してください。
Q:洗濯はどのようにしたら良いですか。
A:洗濯機で洗濯しても問題ありません(普通の綿生地と同じ扱い)が、マスクとしての形状にもよりますので、手洗いやネットでの洗濯をおすすめいたします。シワを伸ばす時は当て布をしてアイロンを当ててください。
Q:何回くらい洗濯して使うことができますか。
A:何回でも使えます。アイスコットンの接触冷感効果は糸そのものに由来しています。織りあがってから樹脂加工されたものと異なり、何回洗濯してもその効果が落ちることはありません。洗濯による生地の摩耗については他の生地と同様ですのでその点のみご容赦ください。
Q:生地に裏表はありますか。
A:ありません。経糸と緯糸が一本一本交差する平織りの織物ですので生地に裏表はございません。経糸(全て白)と緯糸(それぞれの色)の色が違いますので、気になさる方は方向を揃えて加工してください。
Q:生地の「ひんやり」具合はどのようなものでしょうか。
A:生地自体が冷たいのではなく、肌から熱を奪う接触冷感素材です。人により感じ方はそれぞれですが、本製品は糸の供給元(スイス スポエリー社)が認定する数値基準の1.5倍の実測値があり、接触冷感効果は感じていただけると思います。
Q:スリットタイプと無地のタイプの違いは何ですか。
A:スリットタイプは経糸の間隔を少し空ける箇所を設けてストライプ柄にしたタイプです。デザインが異なるだけで、機能性は同じものです。
Q:襦袢生地と着物生地の違いは何ですか。
A:着物生地は生地表面にシボをつける縮み加工をしています。凹凸をつけることで肌への接触面積を低減し、肌にまとわりつきにくくする日本の伝統技法です。アイロンを当てることで生地がフラットになりますので、表面のシボを維持したい場合はアイロンはかけないでください。また、襦袢生地と比較してほんの少し厚みがある生地になります。柄がありますがこちらも裏表はありません。
Q:他の接触冷感生地との違いは何ですか。
A:多くの冷感生地はポリエステルなどの化学繊維ですが、アイスコットンの襦袢生地は100%天然素材です。化学繊維が苦手な肌が弱い方はもちろん、優しいさらっとした肌触りは万人におすすめすることができます。また、市場に流通するアイスコットン生地の多くはニット生地(編み物)ですが、本商品はガーゼ生地(織物)ですので通気性が段違いに良いものとなっています。
Q:各色の色の感じはどのようなものですか。
A:経糸は全て白色、緯糸に各種カラー糸を織り込んでおり、いずれも淡いイメージです。反物の側面から見ると緯糸のみを見ていることになるため、色がより濃く出ます。
Q:抗菌作用はありますか。
A:抗菌作用についてはテストをしていないため不明ですが、特に抗菌作用を目的とした加工はしておりません。
Q:麻が少し入っているようですが、生地がチクチクしませんか。
A:しません。経糸は綿70%、麻30%の混紡糸ですが、生地としては麻の硬質感はほとんど感じられません。全体では85%が綿素材ですので、綿らしい優しい風合いに仕上がっています。
Q:普通のミシン糸で縫うことができますか
A:できます。
販売について
Q:ECサイト以外からの購入は可能でしょうか。
A:できません。当初は電話、メールでの個別対応をしておりましたが、現在はECサイトでの一括管理としております。FAXなどでのご注文、来店につきましてもご遠慮ください。
Q:クレジット以外の支払い方法はありますか。
A:現時点ではありません。受注、入金確認を確実にするため、恐れ入りますがクレジット以外での決済対応は受け付けておりません。
6月29日追記:ご要望が多かったので決済方法の追加(銀行振込、ゆうちょ振替)をいたしました。
Q:宅配便での配送が希望です。
A:原則として普通郵便(送料無料)、ポスト投函での対応となります。また有料オプションでレターパック(速達扱い、対面渡し)が選択できますが、その他の配送方法については現時点では対応しておりません。
Q:50センチ欲しい場合は数量5で申し込めばよいですか。
A:はい。10センチ単位での販売ですので数量5で入力してください。なお、10センチごとには裁断せずに50センチの一枚の布となります。また、20センチと30センチに分けて欲しい等の対応はできませんのでご了承ください。
Q:一反で購入したいのですが。
A:一般消費者様の反物での購入はできません。お近くの販売店(呉服店)をご紹介いたしますので、別途お問い合わせください。
Q:売り切れの商品の入荷時期を教えてください。
A:商品が入荷次第、在庫反映させるようにしています。個別のお問い合わせや、取り置きにつきましては対応できません。
Q:注文をキャンセルしたいのですが。
A:可能ですが、キャンセルの際はすぐにご連絡をお願いします。切売りという商品の性格上、裁断作業に入りますとキャンセルができないことがございますので、あらかじめご了承ください。
Q:注文内容を変更したいのですが。
A:注文内容の変更(色、長さ)につきましては変更のある場合はお問い合わせ欄からご連絡をお願いします。裁断後の事後対応は承れませんので、早急にご連絡ください。
Q:注文完了メールが送られてこないのですが。
A:携帯電話のキャリアメールの方(特にKDDI)のアドレスですと、サーバーで迷惑メール処理されて届かないことがあります。その場合は商品の到着を持っての確認とならざるを得ませんので、可能な限りキャリアメールを避けていただくようお願いします。またメールアドレスの間違いも多くございますので、再度登録したアドレスを確認ください。
Q:ラッピング、プレゼント包装などはできますか
A:できません。基本的に角2封筒に納品書、生地(ビニールで封入)したシンプルな形での発送となります。
Q:発送メール受信後、商品がまだ届かないのですが。
A:お待たせして申し訳ございません。普通郵便で送付しているため、発送メールを送付した時点から送り先に応じた日数(翌日から翌々日午後)がかかります。航空便の減便などで郵便事情が遅れていますので、特に遠方の方(北海道、東北、島嶼部)につきましては何卒お待ちいただけますようお願いします。なお注文完了メール送付後、3営業日(土日祝休)以内に発送メールがこない場合、お手数ですが遠慮なくご連絡をいただけますようお願いします。また、宛先不明で不達、弊社に返送されるケースが多数発生しておりますので、番地、部屋番号まで全て正しく記入をお願いいたします。
その他
Q:マスクを作りたいのですが何センチ必要ですか。
A:マスクの形状や使い方によりますので、こちらから一つあたり何センチとはお答えできません。型紙を幅40センチの紙などに当てていただき、必要な長さを計測した上でお求めください。
Q:他の生地と組み合わせてアイスコットンは裏生地にのみ使うのが良いのでしょうか。
A:裏生地に使用いただくだけでも接触冷感機能は維持されます。他の生地と組み合わせた場合、通気性が他の生地に依存することになります。アイスコットンの襦袢生地のみを使ったマスクは通気性が良く、蒸れにくい素晴らしいものになりますので、裏表ダブルアイスコットンをおすすめいたします。
Q:アイスコットンのマスクを販売するにあたりロゴやアイスコットンの表記は使えますか。
A:「アイスコットン」「ICECOTTON」は商品ごとの認証が必要です。専用タグはメーカーに認証された商品にしか付与されません。アイスコットン襦袢生地を使用という記載は問題ありませんが、マスクとして認定、支給されていないタグの利用(全てトレーサビリティーが取れるよう管理されています)、ロゴなどの使用は商標権に触れる可能性がありますので事前に確認をお願いします。
※現時点で廣田紬扱いの生地でライセンス承認が得られているのは1社様のみとなります。
Q:アイスコットンのマスクが販売されていますが、廣田紬扱いの生地が使われていますか。
A:他様で制作されているマスク全てを把握しておらず、判断ができません。既存のニット素材(非ガーゼタイプ)から製造されているものが多い印象ですが、涼しさの観点からするとガーゼタイプをオススメいたします。
Q:アイスシルクコットンとどちらが涼しい素材でしょうか。
A:冷感素材をうたった海外産品(中国製)のアイスシルクコットンなる素材があるようです。こちらは化学繊維が使われており、素性がはっきりしないものです。アイスコットンとは一切関係のない素材ですのでご注意ください。
Q:高価な着物の反物を刻んでマスクを作ることに罪悪感があるのですが。
A:コロナ騒動で本来の用途である着物需要が消滅しています。在庫が積み上がれば産地も疲弊しますので、マスク用途で少しでも使ってもらえればありがたい次第です。普段着物に触れる機会のない方にも、マスクを通じて和の素材の良さを知ってもらえれば望外です。
※反物ベースでお求めの業者様はお問い合わせページからご連絡をお願いします。