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問屋の仕事場から

2022.04.10
新ギャラリースペース開設のお知らせ

廣田紬の事務所があった場所に新しいギャラリースペースが誕生しました。

東洞院通りに面した廣田紬の社屋、これまで通りに面した一番面側を事務所スペースとして使用してきました。人々の行き交う表面スペースを事務所利用で埋めてしまうのは勝手が悪く、改装を行い新たな展示ギャラリーに改築することになりました。

在りし日の事務所、年末の大掃除中で建具などを外して仮置きしている。

改装を手がけていただいたのは数寄屋建築で有名な中村外二工務店さん、京町屋の雰囲気を生かしたモダンなギャラリースペースに仕上がりました。

玄関を入ると今までは小上がりから絨毯したが、靴のままで奥に進むことのできるL字スペース(床暖房機能付)が広がります。

床は亀甲絣ならではの六角形をあしらったもので、ハニカム形状が奥まで続きます。実はこれは型押し加工によるもので、奥まで寸分の違いなく加工が続いていることに驚きます。

窓側に面した通路に椅子を置くと、簡易接客スペースとなります。

床下収納の取っ手も可愛らしい意匠が光ります。

全周を照らすことのできる照明で元からあった格天井がより映えるようになりました。

小上がりを上がっていただくと、畳のスペースが広がります。

10畳ほどのスペースですが、奥の扉を開ければ座敷4間を合わせて中庭まで合計50畳オーバーの空間にすることができます。

座敷と中庭を望む、建具類を外せばさらにすっきりとした大空間になる。

祇園祭におけるガラス戸を外した状態、外を行き交う人々を誘引する。

ギャラリー内には他にも趣向を凝らした加工が随所に見られるのですが、紬問屋ならではのポイントがこちら。

戸棚の地袋にあたる部分、遠目に見ると木材に見えるかもしれませんが、実は結城紬に染め加工がされたものが貼られています。2F展示会場の欄間にも同様の生地が使われていますが、こちらはかなりの広幅のもの。

60センチ近い幅の生地は現在ではもう織ることができず、過去に作成したものを使っています。結城紬を壁紙として使う贅、いらっしゃった際は是非ご覧になってください。

新ギャラリースペースの本格稼働はまだ少し先となりますが、6月の廣田紬展示会においては商品を陳列予定です。今後は様々な工芸品の展示やポップアップスペースに活用してまいります。

新しくなった廣田紬の顔とも言えるギャラリースペース、是非ご利用ただければと思います。

お問い合わせはこちら:「玄想庵」TEL:075-351-2458 メール:kyoto@gensouan.com

※貸会場事業は「玄想庵」の屋号で傍系会社である(有)廣幸によって運営されています。

参考:四条烏丸エリアの京町家貸会場(会場紹介編)


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